In high-Tc cuprate superconductors, many problems are still unresolved. Recent years, Shubnikov-de Hass Oscillations in high-Tc Cuprates have been firstly observed. In high-Tc cuprate superconductors, the Fermi surface undergoes a reconstruction below a certain doping level. The reconstruction may originate from magnetic field-induced anti-ferromagnetic ordering.
銅酸化物高温超伝導体は発見から20年以上経っているが、発現機構が未だはっきりしておらず多くの問題が未解決である。近年シュブニコフ・ド・ハース振動が銅酸化物において初めて観測され、アンダードープ領域のフェルミ面が明らかになってきた。観測された小さなフェルミポケットは反強磁性スピンオーダーにより折り畳まれた結果と考えることができる。このフェルミ面の折り畳みはエレクトロンドープ系においてオーバードープ領域まで見られるが、これは磁場によって誘起された反強磁性オーダーを見ているためと考えられる。