平成29年度未来物質領域M1コロキウム

研究者・技術者となるためには、限られた時間内に要点を的確に伝えるプレゼンテーション能力や、人の話を聞いてその内容を正しく理解する能力を養うことは非常に重要です。未来物質領域では、自分の研究課題に関連する論文等について勉強し、その要点をクラスで紹介するとともに、クラスメイトの発表を聞き、その内容を理解する訓練を行うことにより、発表力と理解力を涵養することを目的とし、本コロキウムを実施しています。他領域のM1コロキウムにもぜひ積極的に参加するようにしてください。

実施要領—INSTRUCTION

開講時間・場所
水曜日5時限目・基礎工学部G215 セミナー室（→予約状況）
実施要領等
研究紹介（グループ）：学部の卒業研究をグループ討議形式で発表する。未来物質領域の特徴である「異分野専攻」の中で構成員間の「文化の壁」を意識し意思疏通をはかること。語句の選び方、適切な質問の仕方などを工夫し、続いて行われる発表において活かされるよう注意点を洗い出すこと。
研究室見学（グループ）：異分野の研究を実感するために、実際の研究がおこなわれている研究室を訪問する機会を設ける。ここでは研究装置や研究スタイルの違いを知る。
レジュメ作成および発表（グループ）：テーマ（見学をおこなった研究室に関連するテーマが望ましい）をひとつ選択しレジュメを作成する。前期最後の懇親会において発表をおこなう。
発表（個人）：評価基準についてはこちら。M1コロキウムは修士論文の中間発表の場（←これは別途設けられる予定）ではなく、時期的にもまとまった研究成果がなくて当然なので、自分の研究そのものを発表する必要はない。特に前期には論文として発表されているものを適切に選んで紹介することを推奨する。その際、自分自身の研究テーマとどう関連しているかという視点を入れて発表することが必須である。アブストラクトは発表日程表からlinkされたページで公開される。発表前週金曜日17時までに完成すること（作成要領はこちら。）。発表スライドは基本的に英語で作成するが難しい用語には日本語の注釈をつけることを推奨する。また、発表の終了後にコロキウム参加者に向けて公表する（IPアドレスで制限のかかった場所にファイルを置く）ので世話人へ電子ファイルを提出すること（数MBの大きさに抑えてください。USBメモリ等で直接やりとりをするかメール添付で）。電子情報の形で研究室外に出してはいけないデータが含まれる場合はそれを慎重に取り除き指導教員のチェックを受けたあとで提出すること。配付資料（A4用紙、1枚あたりスライド4枚配置したものを標準とする）を準備し1人目の発表開始前に参加者全員に配付する（今年度は35部ほどでよさそうです）。座長は翌週発表者が務める。あらかじめ役割や順番等の打ち合わせをし、必要に応じてベルやストップウォッチなどを未来事務室で借りておくこと。評価基準にのっとってコロキウム参加学生が相互に評価をおこなう（評価の提出は出席の確認としても扱われる）。
ポスター発表（個人）：年度末に物質創成専攻他領域のM1コロキウムと合同でポスター発表をおこなう。必ずしもA0サイズ等の大判のポスターを準備する必要はない。与えられたスペース（横90 cm×縦153 cm）内にすべての掲示物がおさまっていればよい。学会等で使用したポスターの流用も可。言語は口頭発表の基準に準じる（基本的に英語で。日本語での注釈は必要に応じて加えてよい）。
世話人（世話人へのメール連絡は必ず両名あてに送付すること）
  • 劒 隼人（C513 phone: 6247E-mail: tsurugi<atmark>chem.es.osaka-u.ac.jp）
  • 草部 浩一（D316 phone: 6406 E-mail: kabe<atmark>mp.es.osaka-u.ac.jp）
オブザーバー
  • 飯島 賢二（G204 E-mail: e-jima<atmark>msc.osaka-u.ac.jp）
グループ討議
  • A班：城所　聡一 （清水研）、沼井　優一 （夛田研）、中村　真也 （宮坂研）、村岡　敬太 （田中研）、耿　溪 （芦田研）、山田　佑人 （石原研）
  • B班：武田　良介 （清水研）、安西　勇人 （田中研）、建本　晃宏 （芦田研）、浮見　雅哉 （合成超分子）、立井　佑果 （宮坂研）
  • C班：江口　広大 （清水研）、辻　佳秀 （田中研）、中根　淳志 （芦田研）、岡本　峻介 （宮坂研）、G.G.Redhyka （夛田研）
  • D班：川本　大喜 （田中研）、森岡　良輔 （清水研）、冨岡　拓也 （芦田研）、清　亮輔 （宮坂研）、友重　良嗣 （石原研）
  • E班：田端　澄矢 （清水研）、阪本　翼 （芦田研）、髙原　雄太 （合成超分子）、西山　由美 （宮坂研）、Nguyen Q. Loc （夛田研）
日程：各自でコメント担当の教員に出席を依頼し都合がつかない場合は他の発表者と交代の打ち合わせをし、その結果を世話人までメールで（関係者全員（交代する発表者、双方の担当教員）すべてに同報で）連絡すること

スケジュール—SCHEDULE

前期（30分ずつ（発表 15分、質疑応答 8分、教員コメント 5分、交代 2分））
4月13日 ガイダンス 模擬発表：物理系・寺西 慎伍（草部研）、化学系・安田 直晃（宮坂研）
4月20日 研究紹介（グループ討議形式）
4月27日 研究紹介（グループ討議形式）
5月11日 研究紹介（グループ討議形式）
5月17日 城所　聡一（清水研） 中村　真也（宮坂研）
5月24日 川本　大喜（田中研） 山田　佑人（石原研） 浮見　雅哉（合成超分子研）
5月31日 武田　良介（清水研） 江口　広大（清水研） 立井　佑果（宮坂研）
6月7日 辻　佳秀（田中研） 岡本　峻介（宮坂研） Grace G Redhyka（夛田研）
6月14日 冨岡　拓也（芦田研） 中根　淳志（芦田研） 友重　良嗣（石原研）
6月21日 Nguyen Q. Loc（夛田研） 清　亮輔（宮坂研） 村岡　敬太（田中研）
6月28日 建本　晃宏（芦田研） 髙原　雄太（合成超分子研） 森岡　良輔（清水研）
7月5日 安西　勇人（田中研） 西山　由美（宮坂研） 沼井　優一（夛田研）
7月12日 休講
7月19日 田端　澄矢（清水研） 耿　溪（芦田研）
7月26日 グループ討議のレジュメ提出
後期（27分ずつ（発表 15分、質疑応答 5分、教員コメント 5分、交代 2分）（前期に準じて準備を進めること。発表１５分は、英語によるとするが、必要に応じて２分程度の日本語による概要説明を含めること。）残り時間においてキャリアパス支援関連のセミナー等を行う。）
10月4日 キャリアパスに関する講義（飯島先生）・ガイダンス
10月11日 城所　聡一（清水研） 中村　真也（宮坂研） Lecture by Assoc. Prof. Tsurugi
10月18日 川本　大喜（田中研） 山田　佑人（石原研） Lecture by Assoc. Prof. Tsurugi
10月25日 Guidance for English presentation 立井　佑果（宮坂研） Lecture by Assoc. Prof. Kusakabe
11月1日 江口　広大（清水研） 武田　良介（清水研） Lecture by Prof. Mashima
11月8日 辻　佳秀（田中研） 岡本　峻介（宮坂研） Lecture by Prof. Mashima
11月15日 Grace G Redhyka（夛田研） 冨岡　拓也（芦田研） Presented by Kyocera corp.
11月22日 中根　淳志（芦田研） 友重　良嗣（石原研） Presented by Murata Manufacturing corp.
11月29日 清　亮輔（宮坂研） 安西　勇人（田中研） Presented by Panasonic
12月6日 建本　晃宏（芦田研） 髙原　雄太（合成超分子研） Lecture by Mr Tao of Asahi Glass corp.
12月13日 森岡　良輔（清水研） 村岡　敬太（田中研） Presented by Sumitomo Chemical
12月20日 西山　由美（宮坂研） 沼井　優一（夛田研） 浮見　雅哉（合成超分子研）
1月10日 田端　澄矢（清水研） 耿　溪（芦田研） Yusuf Wicaksono（草部研）
1月12日 ポスター発表　場所：基礎工国際棟ホワイエ 15:00 集合・掲示、 (物性物理工学領域の発表会が15:00まで続きますので、集合は物性領域のポスター 発表会に支障が無いようにお願いします。) 15:10-15:50発表（奇数番号）、15:50-16:30（偶数番号）
1月17日 卒業生講演会他

付記—APPENDICES

参考図書

物理系・化学系の分野間の理解を深め、各発表の内容を理解する助けとなるような図書として以下を推薦します。

過去の年度のM1コロキウム情報ページ

ページのトップへ戻る