平成30年度未来物質領域M1コロキウム

研究者・技術者となるためには、限られた時間内に要点を的確に伝えるプレゼンテーション能力や、人の話を聞いてその内容を正しく理解する能力を養うことは非常に重要です。未来物質領域では、自分の研究課題に関連する論文等について勉強し、その要点をクラスで紹介するとともに、クラスメイトの発表を聞き、その内容を理解する訓練を行うことにより、発表力と理解力を涵養することを目的とし、本コロキウムを実施しています。他領域のM1コロキウムにもぜひ積極的に参加するようにしてください。

実施要領—INSTRUCTION

開講時間・場所
水曜日5時限目・基礎工学部G215 セミナー室
実施要領等(English)
研究紹介(グループ):学部の卒業研究をグループ討議形式で発表する。未来物質領域の特徴である「異分野専攻」の中で構成員間の「文化の壁」を意識し意思疏通をはかること。語句の選び方、適切な質問の仕方などを工夫し、続いて行われる発表において活かされるよう注意点を洗い出すこと。
研究室見学(グループ):異分野の研究を実感するために、実際の研究がおこなわれている研究室を訪問する機会を設ける。ここでは研究装置や研究スタイルの違いを知る。
レジュメ作成および発表(グループ):テーマ(見学をおこなった研究室に関連するテーマが望ましい)をひとつ選択しレジュメを作成する。前期最後の懇親会において発表をおこなう。
発表(個人):評価基準についてはこちら。M1コロキウムは修士論文の中間発表の場(←これは別途設けられる予定)ではなく、時期的にもまとまった研究成果がなくて当然なので、自分の研究そのものを発表する必要はない。特に前期には論文として発表されているものを適切に選んで紹介することを推奨する。その際、自分自身の研究テーマとどう関連しているかという視点を入れて発表することが必須である。以下に発表の流れを記す。
  • 日程調整各自の日程を確認しコメント担当の教員およびチューターの教員に出席を依頼する。指導教員の都合がつかない場合は他の発表者と交代の打ち合わせをし、その結果を世話人までメールで(関係者全員(交代する発表者、双方の担当教員)すべてに同報で)連絡すること
  • アブストラクトは発表日程表からlinkされたページで公開される。発表前週金曜日17時までに完成すること(作成要領はこちら。)。
  • 発表スライドは基本的に英語で作成するが難しい用語には日本語の注釈をつけることを推奨する。また、発表の終了後にコロキウム参加者に向けて公表する(IPアドレスで制限のかかった場所にファイルを置く)ので世話人へ電子ファイルを提出すること(数MBの大きさに抑えてください。USBメモリ等で直接やりとりをするかメール添付で)。電子情報の形で研究室外に出してはいけないデータが含まれる場合はそれを慎重に取り除き指導教員のチェックを受けたあとで提出すること。
  • 配付資料(A4用紙、1枚あたりスライド4枚配置したものを標準とする)を準備し1人目の発表開始前に参加者全員に配付する(今年度は42部ほど)。
  • 座長は翌週発表者が務める。あらかじめ役割や順番等の打ち合わせをし、必要に応じてベルやストップウォッチなどを未来事務室で借りておくこと。評価基準にのっとってコロキウム参加学生が相互に評価をおこなう(評価の提出は出席の確認としても扱われる)。座長は感想カード(こちら)を事前に34部印刷してコロキウム参加学生に配布し、終了時に感想カードを集め、集計結果(excel ファイル)と原本を次回のM1コロキウムの授業開始までに世話人に渡す。集計用シートはこちらを使う。
ポスター発表(個人):年度末に物質創成専攻他領域のM1コロキウムと合同でポスター発表をおこなう。必ずしもA0サイズ等の大判のポスターを準備する必要はない。与えられたスペース(横90 cm×縦153 cm)内にすべての掲示物がおさまっていればよい。学会等で使用したポスターの流用も可。言語は口頭発表の基準に準じる(基本的に英語で。日本語での注釈は必要に応じて加えてよい)。
世話人(世話人へのメール連絡は必ず両名あてに送付すること)
  • 山田 亮(E202 phone: 6433 E-mail: yamada<atmark>molectronics.jp)
  • 永井 正也(D232 phone: 6507 E-mail: mnagai<atmark>mp.es.osaka-u.ac.jp)
オブザーバー
  • 飯島 賢二(G204 E-mail: e-jima<atmark>msc.osaka-u.ac.jp)
グループ討議
  • A班: 上野 翔生(芦田研)、川上 友美(宮坂研)、芥川 心之介(真島研)、伊藤 匠(清水研)、Jannis Jung( 夛田研)、佐伯 凌(夛田研)
  • B班:大嶋 涼(芦田研)、池田 優里(真島研)、北垣 将臣(清水研)、遠藤 史也(田中研)、谷村 俊樹(夛田研)、Wicaksono Yusuf(草部研)
  • C班:倉本 翔平(芦田研)、田中 景士(宮坂研)、相馬 秀成(真島研)、中村 大斗(清水研)、玄地 真悟(田中研)、花村 友喜(夛田研)
  • D班:小門 慶祐(芦田研)、藤本 晋伍(宮坂研)、辻本 長嵩(真島研)、成田 尚輝(清水研)、山中 天志(田中研)、松山 幸太郎(夛田研)
  • E班:船岡 美里(宮坂研)、鳥井 隆也(真島研)、畑島 悠介(清水研)、加藤 健太(石原研)、Helen Stewart(夛田研)、
  • F班:竹原 輝(芦田研)、倉田 知哉(宮坂研)、西 耕平(真島研)、中村 由里(石原研)、Satria Rusdiputra(夛田研)

スケジュール—SCHEDULE

スケジュール 2018年12月18日更新
前期(30分ずつ(発表 15分、質疑応答 8分、教員コメント 5分、交代 2分))
4月11日 ガイダンス 研究紹介(グループ討議形式)
4月18日 研究紹介(グループ討議形式)
4月25日 芥川 心之介(真島研) 伊藤 匠(清水研) 花村 友喜(夛田研)
5月9日 小門 慶祐(芦田研) 倉田 知哉(宮坂研) 加藤 健太(石原研)
5月16日 大嶋 涼(芦田研) 田中 景士(宮坂研) Jannis Jung(夛田研)
5月23日 船岡 美里(宮坂研) 成田 尚輝(清水研) Satria Rusdiputra(夛田研)
5月30日 上野 翔生(芦田研) 相馬 秀成(真島研) 中村 大斗(清水研)
6月6日 西 耕平(真島研) 畑島 悠介(清水研) 松山 幸太郎(夛田研)
6月13日 池田 優里(真島研) 玄地 真悟(田中研) 佐伯 凌(夛田研)
6月20日 辻本 長嵩(真島研) 中村 由里(石原研) Helen Stewart(夛田研)
6月27日 倉本 翔平(芦田研) 北垣 将臣(清水研) Wicaksono Yusuf(草部研)
7月4日 竹原 輝(芦田研) 鳥井 隆也(真島研) 山中 天志(田中研)
7月11日 休講
7月18日 川上 友美(宮坂研) 谷村 俊樹(夛田研)
7月25日 藤本 晋伍(宮坂研) 遠藤 史也(田中研)
8月1日 グループ討議のレジュメ提出
後期(30分ずつ(発表 15分、質疑応答 8分、教員コメント 5分、交代 2分)発表15分は、英語によるとするが、必要に応じて2分程度の日本語による概要説明を含めること)
10月3日 休講
10月10日 芥川 心之介(真島研) 伊藤 匠(清水研) 花村 友喜(夛田研)
10月17日 小門 慶祐(芦田研) 倉田 知哉(宮坂研) 加藤 健太(石原研)
10月24日 大嶋 涼(芦田研) Jannis Jung(夛田研)
10月31日 船岡 美里(宮坂研) Satria Rusdiputra(夛田研) 成田 尚輝(清水研)
11月7日 上野 翔生(芦田研) 辻本 長嵩(真島研)
11月14日 西 耕平(真島研) 畑島 悠介(清水研) 松山 幸太郎(夛田研)
11月21日 池田 優里(真島研) 玄地 真悟(田中研) 佐伯 凌(夛田研)
11月28日 相馬 秀成(真島研) Helen Stewart(夛田研)
12月5日 倉本 翔平(芦田研) 北垣 将臣(清水研) 中村 由里(石原研)
12月12日 竹原 輝(芦田研) 川上 友美(宮坂研) 山中 天志(田中研)
12月19日 鳥井 隆也(真島研)
1月9日 藤本 晋伍(宮坂研) 遠藤 史也(田中研) 中村 大斗(清水研)
1月18日 ポスター発表 場所:基礎工国際棟ホワイエ 13:00 集合・掲示、 13:10-14:00発表(奇数番号)、14:00-14:50(偶数番号)
1月23日 谷村 俊樹(夛田研)
1月30日 予備

付記—APPENDICES

参考図書

物理系・化学系の分野間の理解を深め、各発表の内容を理解する助けとなるような図書として以下を推薦します。

過去の年度のM1コロキウム情報ページ

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